そして一輝くんは、私をそっとベッドに下した。
そのあと一輝くんもベッドに上がり、私を覆いかぶさった。
私の真上にいる一輝くん。
部屋の照明は消えているけれど、月明かりで一輝くんの顔は思ったよりもよく見える。
やさしい月明かりの光によって見える一輝くんの顔もまた美し過ぎてまぶしいくらい。
そんな美し過ぎる一輝くんが、私のことをじっと見つめている。
一輝くんにじっと見つめられている私は、胸の鼓動が高鳴り過ぎて心臓がもつかどうか心配なくらい。
一輝くんを近くに感じたいけれど、近くに感じ過ぎると心臓がとんでもないことになってしまう。
『なら一体どうすればいいの⁉』って、心の中で自分にツッコミを入れてしまう。