「結菜ちゃん」 一輝くんが少しだけふてくされた感じの言い方で私の名前を呼んだ。 そして一輝くんは少しだけふてくされながら……。 「結菜ちゃんが座るのはここでしょ」 一輝くんはそう言うと、私を抱きかかえ、一輝くんの膝の上に座らせた。 一輝くんの膝の上に座ったら、一輝くんの顔が一気に近づいた。