「結菜ちゃん……」


 一輝くんっ、そんなに見ないでっ、恥ずかしい……っ。


「可愛い、結菜ちゃん」


 一輝くんはそう言うと、私のことをやさしく抱きしめた。


「わかった」


「え……?」


「先にお風呂に入ってくるね」


「一輝くん……」


「そのかわり」


「そのかわり……?」