「な……なんでもないよ。ちょっと、ぼーっとしてただけ。じゃあ、自分の部屋に戻るね」


 これでいい、これで。


 早く一輝くんから離れて……。


 早く自分の部屋に……。


 ……って……。


 ……えっ……⁉


 一輝くん……⁉