* * *



 カフェを出て拓生くんと別れて一輝くんとの帰り道。


 私と一輝くんは、その道をゆっくりと歩いている。


 一輝くん……。

 私は横目で一輝くんのことをチラッと見ながら考えていた。

 一輝くんに、さっきのことを勇気を出して訊いてみようと。

 そして……。