「じゃあ、決まり。結菜ちゃんも行くよ」


 笑顔で言う、拓生くん。


 私は混乱状態のまま、一輝くんや拓生くんとカフェへ向かった。



 少し歩くと、かわいらしいカフェが見えてきた。


「あそこの店いいんじゃない?」


 拓生くんがそのカフェの方を見てそう言った。


「いいですね、そこにしましょう」


 一輝くんもそう言った。


「「結菜ちゃんもあの店でいいでしょ?」」


 なんと、息ピッタリ。


 一輝くんと拓生くんが同時にそう言った。


「うん、いいよ」


 私は、なんとなくそう言うしかなかった。