一輝くん。 一輝くんの私への想いを知っているのに、他の男の子と二人で行動するなんて……。 それに拓生くんの私への想いも知っていて、私は、まだ拓生くんにきちんと答えを出していない状態。 一輝くんと拓生くんに中途半端なことをしているのに、安易に拓生くんと二人でお茶なんて……。 「どうしたの? 結菜ちゃん」 だから私は拓生くんに、用事があると言って、カフェでお茶をすることを断ろうと思った。