私……。 一輝くんに噓をつかなくてよかった……。 もし一緒にいたのが男の子じゃなくて女の子と一緒にいたって言っていたら……。 私の噓がすぐに一輝くんにバレてしまう。 そうして私は一輝くんに信用されなくなってしまう。 私が何を言っても一輝くんは、私の言うことを信用しなくなってしまうところだった。 やっぱり正直に言うことはいいことだと改めて思った。 そのはずなのに……。 なに……? なに、この変な気持ち……。