(旧)同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉




 結局、私は何も言えずに拓生くんの家を出た。



 その帰り道、私は、どうしたらいいのか、わからないまま歩き続けた。


 拓生くん……。


 さっきの拓生くん……。


 私が今まで知っている拓生くんとは違っていた。


 さっきの拓生くんは……。


 友達の拓生くんじゃなくて……一人の男の人だった……。