(旧)同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉




「結菜ちゃん、まだ遠慮してるでしょ」


 拓生くんは私の様子に気付いていた。


「う~ん……そんなつもりはないんだけど……」


 本当は拓生くんの言う通りなのだけど、私はそんな感じで返答した。


「まぁ、でも、それも結菜ちゃんらしいかな」


 拓生くんは笑顔でそう言った。