「それで今年の四月からは一輝も入れて三人で暮らす。ということに」


 そ……それは……。


「……それって本当にうまくいくの……?」


 私は不安でしかない。


「大丈夫よ。なんとかなるわよ」


 なんとかなるって……なんてのんきな……。


 私の気持ちとは正反対に、彩月はとても笑顔になっていた。


 私は……。


 とても笑顔になれる状況ではなかった。