「結菜ちゃん、これから時間ある?」 一輝くんがそう訊いた。 「うん、あるよ」 特に予定もなかったからそう返答をした。 「朝ごはん食べ終わったら近くをふらふらしない?」 ……‼ えっ⁉ 近くを⁉ どうしよう。 一輝くんはそう言うけれど。 それって大丈夫なのかな……? だって、そんなことをしたら……。