そういえば今、何時だろ……。


 壁にかかっている時計を見たら結構いい時間になっていた。


「ちょっと遅めだけど、朝ごはんにしようか」


 私がそう言うと……。


「僕は結菜ちゃんが食べたい」


 って言うから。


「い……一輝くん、それは……」


 私は慌ててしまった。


 私の慌てている様子を見て一輝くんは、


「なんてね」


 そう言って、私の頬にやさしくキスをした。


「い……一輝くんったら……」


 少し困った私を見て一輝くんは、


「ほんとに可愛いんだから結菜ちゃんは」


 一輝くんはそう言って、私の頭をやさしくポンポンして、やさしく微笑みながらベッドから起き上がった。


 そのあとすぐに私もベッドから起き上がった。