「でも起きてて正解」


「え……?」


「結菜ちゃんが、こんなにも可愛いことしてくれるところを感じることができたから」


「え……?」


「僕の頬にやさしく触れてくれるなんて、すごく可愛い」


「そうかな……」


 一輝くんに改めてそんなことを言われて、私は恥ずかしくなってきた。