「私、肌が弱いから、長時間直射日光を浴びると、真っ赤になって、大変なことになっちゃうの。颯ちゃん、知ってて助けてくれたのかと思った。だって素肌とかって言ってたし」
「先ほどの言葉は忘れてください」
「え」
「記憶から抹消してください」
「う、うん……わかった」
普段とは様子の違う颯ちゃんをもう少し見ていたかったけれど、私は言わなきゃいけないことを思い出し、颯ちゃんに伝えることにした。
「あ、あのね、颯ちゃん。ラベンダーのお香の在庫ってあるっけ? スティック型もコーン型も渦巻型も全部売り切れちゃって」
「全部、一度にですか?」
「うん。そうなの……」
「人気なのは嬉しい限りですね。倉庫に在庫があると思いますで、出しておきますね。補充は明日でも大丈夫ですか?」
「うん。今日はこのままお店閉めるし、明日で大丈夫だよ。ありがとう」
「先ほどの言葉は忘れてください」
「え」
「記憶から抹消してください」
「う、うん……わかった」
普段とは様子の違う颯ちゃんをもう少し見ていたかったけれど、私は言わなきゃいけないことを思い出し、颯ちゃんに伝えることにした。
「あ、あのね、颯ちゃん。ラベンダーのお香の在庫ってあるっけ? スティック型もコーン型も渦巻型も全部売り切れちゃって」
「全部、一度にですか?」
「うん。そうなの……」
「人気なのは嬉しい限りですね。倉庫に在庫があると思いますで、出しておきますね。補充は明日でも大丈夫ですか?」
「うん。今日はこのままお店閉めるし、明日で大丈夫だよ。ありがとう」