永遠に続くかに思えた試験が終わった時、私の前には普段より不格好な団子が入ったトレーが並んでいた。
「鶏団子も制限時間オーバー、あと重量と技能もまだまだですね。次回は半年先、十一月になります。それまでに戦力になるよう頑張ってください。では北条課長、僕は先に事務室に戻りますので、のちほど」
SBは結果を述べたあと、一足先に事務室へと戻っていった。
北条怜二とともに残された私はただ俯いていた。
「廊下で少し話を」
彼に促され、一緒に廊下に出る。
他部門の集団がガヤガヤと騒ぎながら通り過ぎるのを待つ間、私たちは沈黙していた。
何を言われるのだろう?
身をすくめながら私は心の中で弱音を吐いていた。
私がこんな仕事に合っていないの、見ていてわかったでしょ?
肩叩きでないなら、もう菱沼に帰らせてよ……。
「鶏団子も制限時間オーバー、あと重量と技能もまだまだですね。次回は半年先、十一月になります。それまでに戦力になるよう頑張ってください。では北条課長、僕は先に事務室に戻りますので、のちほど」
SBは結果を述べたあと、一足先に事務室へと戻っていった。
北条怜二とともに残された私はただ俯いていた。
「廊下で少し話を」
彼に促され、一緒に廊下に出る。
他部門の集団がガヤガヤと騒ぎながら通り過ぎるのを待つ間、私たちは沈黙していた。
何を言われるのだろう?
身をすくめながら私は心の中で弱音を吐いていた。
私がこんな仕事に合っていないの、見ていてわかったでしょ?
肩叩きでないなら、もう菱沼に帰らせてよ……。