久し振りの白石先生の作品。読後のなんとも言えない感動は健在です。

恋愛だけではなくヒロインの仕事振りに感動させられる、そんな作品は恋愛小説においてはかなり珍しく、また、貴重ではないでしょうか。

一見左遷とも受け取れる畑違いの職場で奮闘するヒロインの姿を、いつの間にか必死で応援していました。

職場の描写がとてもリアルで、「白石先生、もしかして肉団子作ってた？」と思う程でした(笑)

そして、今後の二人の恋愛模様は詳しく触れられないラスト。

これから二人はもっと親密になっていくのでしょうが、それは読者の想像に任せるという憎い演出。

白石先生の新境地を見た思いでした。

働く女性の方に是非とも読んでもらいたい作品です。

番外編の北条怜二編を読みたくて、書籍ポチりました。
人事課長の役職を利用して、紺子を見守る怜二さん。熱を出した紺子の看病の際、「ミニマムな胸は僕にとってはストライクで…」怜二さんの理想だったとは！小次郎に一人焼きもちを焼いたり…、もうキュンキュンしちゃいます。OLあるあるを乗り越え、真面目に努力する紺子さん、幸せになってね♪