そんなわけで、山岡さんを治す「聖なる雫」を採取しに、マスターに同行して私も行く事になりました。
店番を魔王に任せるのは心配ですけど、どんなに怒っても消滅魔法を使わないように言い聞かせたから多分大丈夫だと思います。
というか、大丈夫じゃなきゃ困ります!
「マスターマスター。私、素材採取は初めてです。ドキドキしますね」
村の外へと続く道を歩きながら、初めてのお仕事に胸が踊ります。
「そうだな。いつも未来には店番を任せていたから、連れていくのは初めてか。良い機会だ、外でしか学べない事もあるからな」
素材採取はいつもマスターが一人で行っているから、私には未知の世界。
魔王が来てくれたおかげで、こうして別のお仕事もできるわけですから、少しくらいは感謝してもいいかもしれませんね。
村の外に出るのも初めてだから、本当に楽しみでなりません。
何が待っているのか、外にはどんなに世界が広がっているのかと、ワクワクしながら歩いていると……。
村の入り口に、一人の男の子の姿があったのです。
その男の子は「のぼる」。
魔王を倒す事が出来るという、伝説の勇者のぼる。
普通の男の子に見えるのに、有名な予言者が「お尻にハートがある者、伝説の勇者なり」という予言をして、のぼるのお尻にはハートのアザがあったから、伝説の勇者と呼ばれるようになったのです。
店番を魔王に任せるのは心配ですけど、どんなに怒っても消滅魔法を使わないように言い聞かせたから多分大丈夫だと思います。
というか、大丈夫じゃなきゃ困ります!
「マスターマスター。私、素材採取は初めてです。ドキドキしますね」
村の外へと続く道を歩きながら、初めてのお仕事に胸が踊ります。
「そうだな。いつも未来には店番を任せていたから、連れていくのは初めてか。良い機会だ、外でしか学べない事もあるからな」
素材採取はいつもマスターが一人で行っているから、私には未知の世界。
魔王が来てくれたおかげで、こうして別のお仕事もできるわけですから、少しくらいは感謝してもいいかもしれませんね。
村の外に出るのも初めてだから、本当に楽しみでなりません。
何が待っているのか、外にはどんなに世界が広がっているのかと、ワクワクしながら歩いていると……。
村の入り口に、一人の男の子の姿があったのです。
その男の子は「のぼる」。
魔王を倒す事が出来るという、伝説の勇者のぼる。
普通の男の子に見えるのに、有名な予言者が「お尻にハートがある者、伝説の勇者なり」という予言をして、のぼるのお尻にはハートのアザがあったから、伝説の勇者と呼ばれるようになったのです。