三田から坂をだらだらと下って右に曲がり左に折れ、瓦礫の少ない道を選びながら下がると、どういうわけか布引の滝の看板が見えた。

どこをどう抜けたらそうなるのか一真は分からなかったか、必死になってハンドルを握っているうちに、新神戸の駅裏まで来ていたようである。