夕方になったけど、まだ起きる様子はなかった。 前よりも、起きる時間が遅くなったのだろうか。ご飯が汁を吸ってしまいそうだけど、念のためだし汁はよぶんに用意してあるから、足せば良いだけ。 彼女の頬に触れ、笑顔を浮かべてしまう。 起きるのを、待つだけだった。