「ここさ、星が綺麗なんだよ。穴場スポット。」
「…そうなの?」
急に優しい声色で話す高志に、私は少し落ち着きを取り戻した。
星が綺麗な穴場スポット。
だから連れてきてくれたんだと思うと急に嬉しくなる。
なんだかんだ言いながらも、ちゃんと考えてくれてたんだ。
車から降りようとドアノブに手を掛けると、ぐっと体を引かれて高志にもたれかかる形になった。
顎をぐいっと引き寄せられて、そのままキスをした。腰に手を回され更に体が密着する。と同時に、キスも深くなっていった。
おもむろに座席が倒され服の上からまさぐるように手が触れていく。ゾワゾワした気持ちに耐えられなくて、私は顔を背けながら「やめて」と拒んだ。それなのに高志は聞こえないとばかりに触る手をやめない。
彼と体の繋がりはまだない。
キス止まりだ。
チャンスは何度かあったけど、私の心の準備ができなくてずっと拒否していた。
───初めては怖いから。
───わかったよ。
私の気持ちは分かってもらえてると思っていた。だから今までもこれからも、ちゃんと私の気持ちを尊重してくれるものだと疑っていなかった。
なのに今?
ここで?
なぜ?
彼に対する不信感が身体中からわきあがってくる。
「…そうなの?」
急に優しい声色で話す高志に、私は少し落ち着きを取り戻した。
星が綺麗な穴場スポット。
だから連れてきてくれたんだと思うと急に嬉しくなる。
なんだかんだ言いながらも、ちゃんと考えてくれてたんだ。
車から降りようとドアノブに手を掛けると、ぐっと体を引かれて高志にもたれかかる形になった。
顎をぐいっと引き寄せられて、そのままキスをした。腰に手を回され更に体が密着する。と同時に、キスも深くなっていった。
おもむろに座席が倒され服の上からまさぐるように手が触れていく。ゾワゾワした気持ちに耐えられなくて、私は顔を背けながら「やめて」と拒んだ。それなのに高志は聞こえないとばかりに触る手をやめない。
彼と体の繋がりはまだない。
キス止まりだ。
チャンスは何度かあったけど、私の心の準備ができなくてずっと拒否していた。
───初めては怖いから。
───わかったよ。
私の気持ちは分かってもらえてると思っていた。だから今までもこれからも、ちゃんと私の気持ちを尊重してくれるものだと疑っていなかった。
なのに今?
ここで?
なぜ?
彼に対する不信感が身体中からわきあがってくる。