「っと、ここまででいいか?」
「あ、うん! 送ってくれてありがとう」
「途中までしか送れてないし、むしろ申し訳ないって思ってる」
そこまで気を遣わなくても大丈夫なのに。私の鞄を返そうとするとピコン! と黒炎くんのスマホの音がなった。
「‥‥GW中にも勉強会するなら連絡先教えておかないとな。よし、これでいいだろ。朱里。またな!」
「うん、また明日」
鞄と同時に渡されたのは一枚の紙。そこには携帯電話とメールアドレスが書かれていた。
(これって‥‥)
私は今日黒炎くんの連絡先を知ることが出来ました。今なら羽が生えて空まで飛べそうな気がする。外だからあんまり大きな声で叫べないけど、内心はめちゃくちゃ喜んでいた。
だけどスマホ見て、黒炎くん慌ててたなぁ。
アカリちゃんから早く帰ってきてメール? のわりになんだか冷や汗が出てた気がする。
一体、誰からのメールだったんだろう。
私は寄り道厳禁という会長さんの言葉を思い出し、その日は真っ直ぐ家路に向かった。
「あ、うん! 送ってくれてありがとう」
「途中までしか送れてないし、むしろ申し訳ないって思ってる」
そこまで気を遣わなくても大丈夫なのに。私の鞄を返そうとするとピコン! と黒炎くんのスマホの音がなった。
「‥‥GW中にも勉強会するなら連絡先教えておかないとな。よし、これでいいだろ。朱里。またな!」
「うん、また明日」
鞄と同時に渡されたのは一枚の紙。そこには携帯電話とメールアドレスが書かれていた。
(これって‥‥)
私は今日黒炎くんの連絡先を知ることが出来ました。今なら羽が生えて空まで飛べそうな気がする。外だからあんまり大きな声で叫べないけど、内心はめちゃくちゃ喜んでいた。
だけどスマホ見て、黒炎くん慌ててたなぁ。
アカリちゃんから早く帰ってきてメール? のわりになんだか冷や汗が出てた気がする。
一体、誰からのメールだったんだろう。
私は寄り道厳禁という会長さんの言葉を思い出し、その日は真っ直ぐ家路に向かった。