「……女子には多少なりとも優しいってことか」
黒炎くんは納得していない様子で一人でブツブツと言っていた。
「高校入学したばかりなのに会長さんのこと詳しいよね、なんで??」
私は会長さんについて知ってそうな黒炎くんに疑問を抱き、聞いてみることにした。
「そんなに詳しそうに見えたか? あの人、一年の頃から学年一位で学校の規則にやたら厳しくさ。俺たちの間でも有名な人なんだよ。
成績トップだから教師も何も言えなくて、放課後の放送なんかもさっきみたいに任されたり、他にも色々あってだな‥‥」
「そ、そうなんだ」
ただ者じゃないとは思っていたけど、まさか三年間学年トップだったなんて。それに加えて、規則に厳しいって、まさに生徒会長の鑑。
放送部ではなく、生徒会長自ら放送って‥‥そういう事情だったのかぁ。教師が何も言えないってどういうことなの。実は御曹司で学校に高額の寄付とか? いやいや、今はそういうのも無くなったって聞いたしあるわけないよね。
黒炎くんは納得していない様子で一人でブツブツと言っていた。
「高校入学したばかりなのに会長さんのこと詳しいよね、なんで??」
私は会長さんについて知ってそうな黒炎くんに疑問を抱き、聞いてみることにした。
「そんなに詳しそうに見えたか? あの人、一年の頃から学年一位で学校の規則にやたら厳しくさ。俺たちの間でも有名な人なんだよ。
成績トップだから教師も何も言えなくて、放課後の放送なんかもさっきみたいに任されたり、他にも色々あってだな‥‥」
「そ、そうなんだ」
ただ者じゃないとは思っていたけど、まさか三年間学年トップだったなんて。それに加えて、規則に厳しいって、まさに生徒会長の鑑。
放送部ではなく、生徒会長自ら放送って‥‥そういう事情だったのかぁ。教師が何も言えないってどういうことなの。実は御曹司で学校に高額の寄付とか? いやいや、今はそういうのも無くなったって聞いたしあるわけないよね。