照れて俯く私を、黒炎くんは決して離したりはしなかった。顎をクイっと持ち上げて、そのまま引き寄せる。

黒炎くんの愛が伝わってくる。凄く嬉しくて、あたたかい。このぬくもりをいつまでも感じていたい。

今、すごく幸せ。ツラいことも苦しいこともあったけど、こうして黒炎くんと結ばれて、こんな時間を過ごせているのなら、今までの苦労だって報われる気がする。

私、黒炎くんのこと諦めないで良かった。
これからもずっと一緒。大好きだよ、黒炎くん。

私が黒炎くんと再会して、もうすぐ一年が経とうとしていた。