昼休み、クラスメイトに囲まれている黒炎くんを「一緒にお昼どうかな?」と誘うことにした。

「ああ、別にいいぞ」

「ホントに!? ありがとう、黒炎くん!」

昨日の気まずいこともあったから、断られる覚悟もしていた。が、あっさりと受け入れてくれる黒炎くん。

勇気を振り絞って誘ったかいがあった。

「~♪」

私たちは屋上で昼食をとることにした。
あぁ、好きな人とお昼を食べられることがこんなに嬉しいなんて。

「朱里、なんか嬉しそうだな」