「あった! 今日発売の新作! 残り1個だったとは危なかった」

黒炎くんが入っていったのはゲームショップ。
そこで手にしていたのは、まさかのアレで。

「すみません、これください」

「はい、まいどあり。高校の制服も似合うじゃないか、黒炎君。入学おめでとう。それにしても、相変わらず“コレ”なんだね」

「店長、ありがとうございます。
そりゃあ……やっぱり、ゲームと言ったらギャルゲーですよ!」

そう……黒炎くんが持っていたモノ。

―――それはギャルゲーソフトでした。