生徒会長の話も無事に終わり、私は自分の教室へと向かった。

「さっき掲示板で見たら、私はAクラスだったんだよね。……黒炎くんは、どこのクラスなんだろ」

静かに教室の扉を開けた。

「へぇー。お前、黒炎っていうの? それ、本名?」

「まぁ、一応な」

「学校が終わったら、私たちと紅茶専門店にでも行きませんか?」

「いや……遠慮しとく。今日、寄るところあるから」

「そうですか、残念です」