そして雪駄を脱ぎ散らかし、四つん這いで家に上がり込むと、半ば強制的に雪嗣と肩を組んだ。
「なんだよ。この村に色男はひとりでいいってか? それはねえよ、雪嗣。独り占めはよくねえ。いい女は全世界共通の財産だと思わねえか? な?」
「……この村にいる女性は、ほぼ後期高齢者だと思うんだが?」
「俺はちやほやしてくれるなら、歳は関係ないタイプ」
「初めてお前を尊敬したよ」
呆然と呟いた雪嗣に、蒼空は冗談だと笑っている。初めは憮然とした表情だった雪嗣も、やがて小さく噴き出すと、肩を揺らして笑い始めた。
仲よさげなふたりの様子を眺めながら、叶海は複雑な気持ちになっていた。
「なんだよ。この村に色男はひとりでいいってか? それはねえよ、雪嗣。独り占めはよくねえ。いい女は全世界共通の財産だと思わねえか? な?」
「……この村にいる女性は、ほぼ後期高齢者だと思うんだが?」
「俺はちやほやしてくれるなら、歳は関係ないタイプ」
「初めてお前を尊敬したよ」
呆然と呟いた雪嗣に、蒼空は冗談だと笑っている。初めは憮然とした表情だった雪嗣も、やがて小さく噴き出すと、肩を揺らして笑い始めた。
仲よさげなふたりの様子を眺めながら、叶海は複雑な気持ちになっていた。

