「トイレとお風呂は共同なんだ。とはいっても今のところ他に住人はいないから君専用だけれど。離れになっていて廊下の突き当たりのドアから行ける。申し訳ないけど台所はなくて、そこのカセットコンロを代わりに。嫌でなければお布団もどうぞ。今日から入居してくれても構わないよ」
「嬉しい!! そうさせて下さい!」
のぞみは飛び上がって言う。
だがすぐに肝心なことを聞き忘れていることに気がついて声を落とした。
「あ…、えっと、お家賃はおいくらですか?」
格安だなんて言われて期待をしてしまっているが、思ったより高かったらどうしよう。外観はともかく中はちゃんと手入れがされているし、備品もある。そういえば、そもそもこのくらいの部屋の相場ってどのくらいなのだろう。
そんなことをぐるぐると考えながら、宮司の答えを待つ。
宮司の方は、そんなのぞみをじっと見つめて少し考えてから意外なことを言った。
「嬉しい!! そうさせて下さい!」
のぞみは飛び上がって言う。
だがすぐに肝心なことを聞き忘れていることに気がついて声を落とした。
「あ…、えっと、お家賃はおいくらですか?」
格安だなんて言われて期待をしてしまっているが、思ったより高かったらどうしよう。外観はともかく中はちゃんと手入れがされているし、備品もある。そういえば、そもそもこのくらいの部屋の相場ってどのくらいなのだろう。
そんなことをぐるぐると考えながら、宮司の答えを待つ。
宮司の方は、そんなのぞみをじっと見つめて少し考えてから意外なことを言った。