「葵……かわいい……」


 隼翔はそう言った後、オレの首筋にキスをした。


 オレは思わず出そうになった声を抑える。


「なんでそんなに我慢するの? でも我慢してる葵もかわいい」


 オレが出そうになった声を抑えたのを隼翔は気付いていた。


「そんなにかわいいことすると、ますます止められなくなる」


 すべてが隼翔のツボに入ってるみたいだ。


 隼翔は首筋にキスをした後、その唇はオレの耳元にきた。


 そしてオレの耳元でフッとやさしく息を吹きかける。


 それがすごくくすぐったい。


 オレは、また出そうになった声を必死で抑えた。


「もう……なんで葵はそんなにもかわいいの」


 すると隼翔は、今度はオレの耳にキスをした。


「なんでまだ我慢してるの? ますますもえちゃう」


 隼翔はそう言うと、さらに激しいキスの嵐が……。

 オレの唇に……首筋に……そして耳元に……。