ドキドキして待っていると、

「うん、美味しい。」

と言って、残りは自分でフォークを持ってペロリと平らげた。

美味しくてよかった。
ほっとしながら、私も一口頬張る。

可憐ちゃんの言った通り、昨日よりもしっとりしていて美味しく感じられた。
可憐ちゃん、すごい。

「真知、指に砂糖がついてるよ。」

優くんに言われて手を見ると、右手の親指と人差し指がシュガーパウダーで白くなっていた。

「あ、ほんとだ。」

手を洗おうとキッチンへ行くと、なぜか優くんも着いてくる。