優くんと、外でクリスマスディナーをして家に帰る。

私が、“家にデザートあるよ”と言ったので、ディナーだけして私の家へ。

コーヒーを淹れて、シュトーレンを切ってお皿に盛り付ける。
ダイニングで待っている優くんは、じっとこちらを見ている。

ああ、緊張する。

「シュトーレン焼いてみたの。」
「すごい、うまそう!」

優くんは目を丸くして、私の焼いたシュトーレンを見る。
ニコニコしながら私を見て言った。

「真知、食べさせて。」
「えっ!」

優くんは、あーんと口を開ける。
ドキドキしながらも、シュトーレンをフォークで切って優くんの口に入れた。

もぐもぐと動く口。

ど、どうかな?