「宗田くん、もう気持ち悪くないの?」
はぐらかすように問うけれど、何も答えてくれない。
いつもいつもはぐらかしている私に怒りを覚えていても不思議ではないんだけど。
だけど宗田くんは怒らない。
「あの、帰らないから、ちょっと離して?」
埒があかなくて私の方が折れてみたのに、一向に抱きしめる腕を緩めてはくれない。
「…宗田くん。」
名前を呼んでみるのに、まったく返事もしてくれなくなった。
ちょっと待って。
もしかして寝てないか?
強引に巻き付いている腕を剥がしたら、宗田くんはフラリとベッドへ倒れこんだ。
やっぱり寝てるんかーい!
何をしても起きなさそうなスヤスヤ眠る姿に、さっきまでのドキドキと緊張を返してくれという気持ちになってくる。
言うだけ言って寝るなんて、卑怯だ。
はぐらかすように問うけれど、何も答えてくれない。
いつもいつもはぐらかしている私に怒りを覚えていても不思議ではないんだけど。
だけど宗田くんは怒らない。
「あの、帰らないから、ちょっと離して?」
埒があかなくて私の方が折れてみたのに、一向に抱きしめる腕を緩めてはくれない。
「…宗田くん。」
名前を呼んでみるのに、まったく返事もしてくれなくなった。
ちょっと待って。
もしかして寝てないか?
強引に巻き付いている腕を剥がしたら、宗田くんはフラリとベッドへ倒れこんだ。
やっぱり寝てるんかーい!
何をしても起きなさそうなスヤスヤ眠る姿に、さっきまでのドキドキと緊張を返してくれという気持ちになってくる。
言うだけ言って寝るなんて、卑怯だ。