"僕なんか"が口癖になっていたユキオの世界を変えてくれたのは紛れもなく、アイナだった
一見完璧に見えるが、手先が不器用で料理が苦手なアイナ。料理以外の分野において劣弱意識を持っているユキオ
性格もスタイルも得意分野も、全てにおいて正反対の二人。しかし互いのブランクを埋め合う理想の関係なのではないか、と思い自然と笑みが零れました
憧れと共に芽生えた劣等感や自己嫌悪。それを乗り越えて、その先にある想いに真っ直ぐ進む。そんなユキオを見ると、思わず声に出して応援したくなりました
読み進めていくうちに、じんわりと胸に温かさが広がっていく。それと同時に、色んな立場の人の悩みに直面していく。まさに示唆に富んだ作品でした
リズミカルに話が進んで行き、ページを捲る速さがどんどん加速していく、というのも本作品の魅力だと感じます
少し休みたい時、ほっこりする時間が疲れたあなたの元に訪れる。ぜひ、ご一読ください