あずさはちらっと店の時計を見た
「あっ、用事あった?」
「ううん、もう1つ食べるか迷っちゃった、夕食大丈夫かなって(笑)」
「ぷっ、あずちゃん面白いね、これで買っておいで、祐紀のぶんも買ってあげてよ」
「わかった」
あずさは席を立ってドーナツを買いに行った
あずちゃんの明るさが祐紀の心を開いてくれたんだな
愛羅の明るさとは全く違う
戻ってきたあずさは祐紀のおみやげとレシートとお釣りを広紀に渡した
「私も1つ聞いてもいい?」
「いいよ」
「広紀くんは兄だからちょっとオラオラ感出してるの?」
「俺?出てる?」
「うん、まあ、それが広紀くんの良さかもしれないけど」
「父親が亡くなってからは少し変わったとは思うよ、一応長男だし?」
「それなのに家を出たの?」
「そうくるか〜好きなことして落ち着くつもりだよ」
「ふ〜ん、そう自分に言い聞かせてるんだね」
「あずちゃん、気に入ったよ(笑)」
「それは、祐紀の彼女として認めたって事?」
「俺が先にあずちゃんと出会ってたらどうなってたかな」
「いい友達だよ(笑)」



