その日の夜、あずさから連絡が来て4日の夜に宿泊先で合流することになった
彼氏さんが手配してくれたらしい
晴れてあずさと初旅行が出来る事になった
俺の母親にもちゃんと4人で行く事を説明した
12月29日
昼過ぎに私は祐紀の家の手前で立ち止まった
祐紀だよね……
私からは背中が見えた
向こう側で誰かと話してる?
祐紀の腰に回す手だけが見えた……
えっ!?
もしかしてああいう風に祐紀に抱きつくのは元カノさん?
前も後ろから抱きついてきてたし、どうしよう……こんな時……走って逃げるのかな?
でも祐紀は離そうとしている
私が彼女、私が彼女……
何度も言い聞かせた
大きく息を吸ってゆっくり吐いた
祐紀の背中に近づいていく
「……祐紀、お邪魔するね、入ってていい?」
「あっ、あずさ……」
俺は腰に回された腕を外している途中だった
俺ん家の玄関を開けて中に入っていく
「彼女来たから帰れよ」
「会いたかったのに……」
「俺は会いたくないから……じゃあな」



