冬休みに入り、俺の家で過ごすことが多くなっていた

「……んっ」

「あずさ……可愛い……チュッ」

「祐紀も前髪くくって可愛い(笑)」

「えっ、あずさの事見たいから抱く時だけ上げることにした(笑)」



俺は服を着て、上げていた前髪をおろす

「ふぅ、暑っ」

上げていた前髪をクシャっとかきあげる

あずさも起き上がって毛布を肩からかけた

「髪切ってあげよか?(笑)」

「えっ、切れんの?」

「お母さんとかの髪は切ってる、結構髪とかいじるの好き」

あずさは確かに何かしら髪はつけてるかくくってる

今日もサイドだけ三つ編み?編み込み?っていうのかな?


「ごめん、せっかく編んでたのにくしゃくしゃ」

あずさの隣に座り髪をなでた

「ん、大丈夫、すぐ編めるし」

器用に編み込んでいく

「なぁ、1月4日に東京に行かないか?」

「東京?日帰り?」

「泊まりで……一応2泊」

「それは旅行?」

「半分旅行かな……広紀の大会」

「許してくれるかな〜」

「説明に行こうか?」

「祐紀とこはどうなの?お母さんは行かないの?」

あずさに服を渡した