「例えばどんな事?」
「学校の事とか食べ物の話とか……」
「あずちゃん以外の女子とは話す?」
あずさは俺の方を見た
「話さないよ、あずさだけ話せる」
「ほら、だからあずちゃんに興味あるのよ」
「でも、私は話さなくても間を繋ごうとかは思わないので話せるとか話せないとかは重要じゃないですね」
「ん?」
「無言で歩くだけでも平気ですよ」
あっ、あずさは俺と同じ事を思ってるのか……
「祐紀もあずちゃんも優しいね、ばあちゃんは生きてる間に祐紀の彼女に会えて嬉しいよ」
「いや、ばあちゃんにはまだ生きてもらわないと(笑)」
「そうですよ、私にこのおはぎの作り方も教えてください」
「嬉しいね、娘が料理しないからあずちゃんに祐紀の好きなものを教えたいね」
「そうね、もし息子2人に嫁がきたら料理して欲しいわ(笑)」
「あの……もう1個いいですか?」
「どうぞ、お土産用にも入れておくからね」
「すみません」
あずさの片手はベルトを触っていた
「あずさ、食べたら2階に行こう」
「モグ……あっ、うん」



