「聞くんだ……」

「うん、駄目?別に怒らないよ」


「…………ある」

「そっか、だから慣れてるんだ、最初、軽くキス出来たもんね」

「……」

「旅行の時は何人に告白されたの?」

「5人」

「やっぱり祐紀はモテるんだね(笑)」

「ちゃんと、彼女がいるからって全員に断ったよ!」

「えっ?ホントに?」

「うん」

「へへっ……ちょっと嬉しい(笑)」


その笑顔が可愛くてあずさに何回も何回もキスをした

あずさの反応がめちゃくちゃ可愛くて

「あっ……んっ……」

と溢れる吐息も俺の耳に入ってきて、もう……

止めることが出来なかった……





あずさは壁の方を向いていた


「あずさ、怒ってる?」

「……」

「ごめん……」

「謝ったら悪いことしたって思ってるんじゃん?」

「悪いことっていうか……初めてだったから合ってるのかそもそもわからなくて強引というか、夢中になりすぎたというか……俺だけがっつき過ぎたかなと思って」