「物産展とかで買う?」

「あっ、うん、開催されたら行くよ」

「俺も行ってた、今度開催されたら一緒に行こうな」

「うん!」

俺は段ボールから次々とお菓子を出していくとあずさが並べてくれた

「もう、遣いすぎだよー、通販でも買えるでしょ?」

「確かに(笑)あっ、でも母さんには内緒だから」

「何で?」

「母さんはこんなに俺が甘いものとかお菓子好きってことは知らない……」

「そう……でもね?」

「ん?」

「この大きな段ボールはどう言い訳するの?」

「あっ!」

「もう、おかしい〜(笑)」


あずさはお腹を押さえて笑っていた



チョコレートの包紙を開けた

「好き?」

「好き」

「俺の事が?(笑)」

「何言ってんの、チョコレートのことを聞いたんでしょ?(笑)」

チョコレートをあずさの口へほうりこんだ

「んっ、甘い、美味しい」

「待ってて、ジュース持ってくるな」


あずさが俺の部屋で笑ってる……

やべぇ楽しいけど緊張する


ジュースを持って部屋に戻るとあずさが段ボールをくずしていた

「えっ、置いといていいよ、なんとかするから」