「でも、いいの?」
「うん、見せたいものがあるって言っただろ?」
俺は家の鍵を開けてあずさを招いた
「こっち」
「お邪魔しまーす」
玄関を入るとリビングに通された
リビングから2階へあがる階段がある
部屋のドアを開けた
「えっ?」
部屋の真ん中には大きい段ボールが2つ
あずさは段ボールに寄っていく
「これ、もしかして全部お土産?」
「うん!今朝届いたんだー
一緒に開けようと思って、初日にここでお菓子は買うものはある程度決めてて、宅配の手配をしてたんだよ」
「行く間あった?」
「まぁ、夕食を急いで食べてさ、ちょっと抜けた(笑)」
「じゃあホテルのロビーで会った時はもう買ってたんだ」
「そう(笑)」
「お小遣いは完全にオーバーしてるよね?」
「まあ、これは最初から値段も調べてて別にしてたから」
俺は段ボールを開けた
「じゃ〜ん」
「おー」
パチパチパチとあずさは拍手をしてくれた
「あずさは何を買った?」
「もう、定番のお菓子とチョコとか?」