4人は注文を済ませた
「阿部くん、カフェのイメージ変わった?」
「おー、飲み物とケーキとか甘いものばっかりだと思ってたわ」
「阿部っち甘いものあんまり好きじゃないんだね」
「まーな、辛いもの好きだからな」
「今日さ、このメンバーにしたのはさ俺が京弥にカフェの美味しさを知ってもらいたかったのと……」
テーブルの下で制服をあずさに引っ張られた
「あっ、じゃあ……」
「鈴に報告があってね……」
「私?」
「うん、あの……」
俺はテーブルの下であずさの手を握った
「藤井くんと付き合う事になって……あの、なりました」
「へっ?いつから?」
「旅行の少し前から……」
「なんで!今なの!」
「俺もそれは言ったんだよ」
京弥が話し出した
「旅行で2人にしてやるのにって言ったんだけどな」
「でも、そうすると俺とあずさは絶対にカフェに来るけど、京弥は来ないだろ?」
「それはそうだな……えっ!俺の為?」
「京弥にカフェの良さをわかってもらうには食べてもらうのが……」
注文していたものが運ばれた
「おー、すげっ、いただきます!
うめー」