「男はあまり騒ぎにはしないだろ、相手が平野なら」
「あずさは可愛いよ」
「可愛くないとは言ってないけど、織田に比べたらな、さっきも告白されてたし」
「もっと2人で話すよ、あずさがどうしたいのか……」
旅行も最終日の自由時間になった
俺は京弥に行きたい所があると告げ歩き始めた
“ 今、着いたよ、席4人キープ”
あずさからメールが入った
“あと少しで着く ”
俺はあずさが待っているカフェに到着した
「ここなんだ」
「ん?カフェ?昼飯食うんだろ?」
「うん、入るよ」
俺は店に入ってあずさを探した
あずさが手を振ってくれた方へ向かう
「ん?あず、誰に手を振ってんの?」
対面に座っていた鈴は後ろを向いた
「阿部っち、藤井くん!」
「あー、織田に平野か……祐紀、普通に言えよ」
俺はあずさの隣に座った
必然的に京弥は織田の隣に座る
「はい、メニューどうぞ」
あずさは京弥にメニューを渡す
「おー、サンキュ、ん!ご飯系もあんじゃん」