「俺がカフェにいて、女子といたって京弥の女友達から連絡が入ったみたい」

「何て答えたの?」

「平野と行ったって、でも京弥は次の日も聞いてこなかった、多分あいつは俺から話すのを待ってるんじゃないかな?」

「私は鈴から聞いたのね、藤井くんが女子と歩いてたって」

「織田に自分て言わなかったんだ」

「私……迷惑じゃない?藤井くんモテるし」

「それは京弥といるから目立つだけで全然だよ、俺の方が迷惑かけてないかなって」

「全然思ってないよ……」

お互い恥ずかしがって少しの間があった



「これ……」

俺は1冊の本を出した

「北海道の本じゃん、もしかして修学旅行?」

「そう!」

「まだ日程もらってないでしょ?早すぎじゃない?(笑)」


「でも、見たくない?」

「見たい!」

2人で1冊の本を開く


「お土産は絶対お菓子だよね?」

「もちろんだよ、沢山俺は買うから」

「自由時間もどれだけあるか、カフェも行きたいしね」


カフェか……そういえばお土産を買うことしか考えてなかったな……