「んっ、美味しいよ、食べて食べて」
「うん、美味しい」
小さく食べやすい大きさになっていたサンドウィッチは手軽につまんで食べれた
「俺、サンドウィッチってあまり作ってもらったことがないかな〜」
「ほんと?コンビニとかでも買わないの?」
「デザートを買うかな〜」
「ちゃんとお母さんがお弁当を作ってくれるからだよ、感謝しなきゃ」
「平野は作るの?」
「ん?」
大きく口を開いた時に話しかけてしまった
口の前に手を当て
「お弁当?」
俺は頷いた
「ううん、お母さんが作ってくれる、でもうちは朝が基本食パンなの、だから夕食のご飯次第で時々サンドウィッチを昼ご飯に……」
ドリンクを飲んだ
「だから、時々サンドウィッチの時があるよ(笑)」
具は何が好き?などたわいもない会話が進む
「ここ、夜のメニューも美味しそうだね」
「平野が夜に出れるなら来ようよ、値段も手頃だね、コース1500円からって」
「夜か……」
「厳しいの?」