「鈴ちゃん、それこっち向いて言ってよ」
「嫌……」
「さっきの男は彼氏じゃないよね?」
「ただのクラスメイト、映画に誘われたからよ、観たいのが明日までだったし」
「知ってる、明日誘うつもりだった」
「だから遅いのよ、行くのわかってたら今日来てないって言ったでしょ!?」
「待たせてごめん」
「待ってない」
「待っててくれたんでしょ?」
「……ばか」
大輔は鈴から離れて、自分の方に向かせた
「鈴ちゃん、今日で部活を引退したよ、これからは放課後鈴ちゃんと帰りたい、初めて会った時から好きです、付き合って下さい」
「だから、ばかって言ったの、一緒には帰れないでしょ、私は歩きで家に帰るの、大輔くんが私の最寄り駅で降りるって事でしょ?わかる?」
「あっ、そうだ(笑)新宮駅で降りるので会いに行ってもいいですか?放課後デートしてください」
大輔くんは頭を下げた
周りの人達がみているのにようやく気づき恥ずかしくなった
「今、大輔くんは打ち上げ中でみんなのところにまず戻って、家に帰ったら明日の映画に行く予定を立ててメールを送って下さい、返事は明日します」
私は振り向いて帰っていった



