カフェから始まる恋をしませんか?



あー、うるさいな……

私はカバンからゴムを出して髪を束ねた

「何?言い方悪かった?ごめん」

下を向いて食べてるとテーブルの前に立ち止まる人がいた

顔を上げると大輔くんがいた

「鈴ちゃん……」

「何でここにいるの?」

「バレー部の3年生で打ち上げなんだ、今日引き継ぎが終わって……」

「誰?」

福井くんが私に尋ねる

「……」

私は黙って焼きそばを口に入れる

「元彼とか?」

「福井くんには関係ない」

「そっ、じゃあ、食べた後どっかに行く?」

大輔くんは戻って行った



私は食べ終わると奥のテーブルを見た

男女交互にすわっている

大輔くんの隣に知らない女子がお好み焼きらしいものを食べさせてあげていた

熱そうに、笑いながら……

私は福井くんが食べ終わるのを待ちながら携帯を出して大輔に送った

“ ばか!”

きっとすぐには見ないはず……打ち上げならまだこの後だってどこかに行く可能性だってある

既読がつくのはきっと……

と思ってたら既読になった

大輔くんの方を向くと携帯を開いてこっちを見ている



何で今日に限って見るの?

私はカバンからお金を出してテーブルに置いた

「ごめんね、帰る」

「ふぇ?」

口に入れていた福井くんは食べている最中だ

私は店を出た