俺は服を着てデッサン帳を出した
「やる事たくさんあるんだよなぁ」
「じゃあ、抱かなくていいじゃん」
「あずさを抱かないとアイデアが出てこない(笑)」
「ヤバイヤバイ、完全に祐紀のペースだ(笑)」
「ここさぁ、もうちょい何かしねえ?」
「どういう風に?女子は細いほうが指が綺麗に見えるから好きなんだよ?」
「カーブつける?あー、でも男はかっこいいちょっとゴツゴツしたのとか好きなんだよな」
「それじゃペア感をどこかに出さないと」
あずさも最初より乗り気になってくれて意見もどんどん出してくれるようになった
俺のバイトの時間ギリギリまで話し合った
4月下旬
3年生にとっては最後の大会地区予選が開かれた
開会式が一斉に開かれる為部活動生は学校には来ていない
他の生徒は自習でプリントを解いていた
窓際の席にいる鈴は窓の外を見ながらぼーっとしていた
私、もう飽きられちゃったかな……
顔面打撲のお見舞いに行ってからメールの数が極端に減った
部活に集中すると言ったのだからわからなくもない



