「びっくりしたね」
「まあ、近いうちに連れてきてとは言われてたんだけど」
あずさは自分の手を見ていた
「春休みにゆっくり考えような」
「うん」
「何が食べたい?」
「和菓子!」
「じゃあ、行こう」
俺達は手をつないで店に向かった
4月に入った
俺の家でリングのデザインを考えていた
「祐紀って絵が上手いね」
「まあ、嫌いではないかな」
「指輪って本当に好みだからさシンプルか思い切るかまず方向性を決めようよ」
「本当の婚約とか結婚とかじゃないからやっぱり遊びたいな」
「ペアリングなのかな?」
「どっちでもいいって、だけど俺はあずさと一緒につけたいからペアがいいかな」
「難しい〜」
俺はあずさの指を握った
「可愛い手だなぁ、ちゅっ」
「私は指が短いから自分の手はあまり好きじゃないの、すぐむくむし」
「あずさが指輪をつけないのはそういう理由?」
「まあ、指輪って目がいくんだよね、私も祐紀が指輪してたら目がいくし、今日は人差し指かーとか、石の形とか」



