「だって……見られたくない、こんな腫れた顔」
「織田、もう俺達はいいかな?」
「うん、ありがとう、あずもありがとう〜」
「明日ね〜」
俺達はあずさへのホワイトデーのプレゼントを買いにデートに出かけた
「さて……説明してよ」
「このままでいい?」
「いや、おかしいでしょ、私の方見れないの?」
「俺はずっと見れるけど見られたくない……」
私は靴を脱いで大輔くんの前に回り込んだ
「もう〜心配させないでよ」
パチンとおでこに軽いデコピンをした
「ごめん……俺は少しは鈴ちゃんに近づけてる?」
「じゃないと来ないし……そんなこと言うと逃げちゃうけど……いいの?」
「いや、困る、困る……けど今じゃない……うっ……」
「また、泣く〜」
「ぐすっ、俺……自分が情けなくて……
それを鈴ちゃんの前で出してることもくやしくて、頑張ってるつもりなんだけど空回りして……
いつも上手くいかない……うっ……メールの文章も考えて……何度も打ち直してボタン押すのが怖くて
こんな男嫌だよな……鈴ちゃんにはもっとかっこいい京弥みたいな彼氏がお似合いなのはわかってるし、でもやっぱり可愛くて諦められなくて……」



